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2013年12月11日水曜日

BeagleBone Blackにubuntuを入れて使う。

入手してから積み基板となっていたBeagleBone BlackですがRasPiとの比較用に引っ張り出してきました。

プリインストールとしてÅngström Distributionが入っていますが・・・
使うならubuntuと決めていたのでさくっとインストールします。(無理やりw

インストールの方法を検索すると・・・”ubuntuが走っている環境を用意して”という内容がヒットしますがubuntuが走ってる環境なんて無い!のでイメージファイルから焼く方法は無いものか・・・ありました!

①microSDカードからubuntuを起動

http://www.armhf.com/ のイメージファイルを使わせてもらいます。

サイトのDownloadからBeageBone Black Ubuntu Saucy 13.10のイメージファイルを作業用のPCにダウンロードします。

今回使ったのは以下のファイル
ubuntu-saucy-13.10-armhf-3.8.13-bone30.img.xz

保存できたらxzファイルを解凍してubuntu-saucy-13.10-armhf-3.8.13-bone30.imgをmicroSDカードに焼きます。

作業用のPCがWindowsの場合はwin32diskimager、Macならddあたりで・・・

焼けたmicroSDカードをBeagleBone BlackにセットしてmicroSDカードスロットの反対側にあるユーザーボタンを押しながら電源を挿すとmicroSDカードからBootしてくれます。

あとはシリアルなりEthからSSHでubuntuにログインすればOKです。(シリアルがお勧め


②eMMCからubuntuを起動

せっかくなのでBeagleBone Black内臓のeMMCにubuntuを入れたいですよね。

方法はmicroSDで行ったことをmicroSDで起動したubuntu上で行います。

ubuntu-saucy-13.10-armhf-3.8.13-bone30.img.xzをwget

eMMC(/dev/mmcblk1)焼く
xz -cd ubuntu-saucy-13.10-armhf-3.8.13-bone30.img.xz > /dev/mmcblk1

焼き終わったらシャットダウンしてmicroSDカードを抜いて電源を挿しなおせばeMMCからブートします。

③あとはお好きに。

http://www.armhf.com/ のイメージファイルは最低限のブートイメージなので必要に応じてapt-getでアプリケーションをインストールしてあげれば良いです。

とりあえずRasPi相当に向けて・・・

sudo apt-get install lxde
sudo apt-get install wicd

をインストールしておけばX-WindowsとWiFi接続ができるでしょう。

2013年12月1日日曜日

LPC810のMarkingまとめ

今年もあと一ヶ月、来年の事を言えば鬼が笑うと言いますが・・・
ついに”LPC810”が日本に本格上陸しましたね。

マルツ秋月でほぼ同時に販売が開始されました。
どうやらマルツでは半年前に数個販売されていたようです。

LPC810のマーキングですが5行で

LPC810
M021F
1M28601
+D3414C

のように記載されています。

LPC810
M021F
までがType number

1M28601
+D3414C
上記2行は最後の”4C”はDevice revision
その他は不明です。



不明となると気になるので情報を集めてみました。

・秋月購入品(販売開始~11月30日、秋月WEB)
LPC810
M021F
1M28601
+D3414C

・マルツ(11月販売開始分)[ソース:Twitter、マルツWEB]
LPC810
M021F
1M28602
+D3414C

と国内販売では買ったところが3行目から分かる誰得な結果!

海外通販分は

・Digikey(春のドングリ祭り配布)
LPC810
M021F
6323501
+D2502X

・Digikey(国内発売直前の11月)
LPC810
M021F
1M28602
+D3414C

・LPC800 Mini Kit搭載
LPC810
M021F
6323501
+D2502X

さらに

・マルツ初回分?
LPC810
M021F
6323501
+D2502X



さて・・・これだけサンプルが集まると分かってきますね・・・

3行目をまとめると

・Digikey、LPC800 Mini Kit、マルツ初回?(最初期?)
6323501
+D2502X

・秋月
1M28601
+D3414C

・Digikey、マルツ(11月販売開始分)
1M28602
+D3414C

この3パターンになります。

3行目の違いが気になりますね・・・だれか10000個くらい買えば謎が解けると思いますがチャレンジしませんか?w


2013年5月24日金曜日

Raspberry Pi Type Squareの作り方。

Raspberry Pi TypeAを手に入れたので真っ二つに切断してみました!

始まりはこのツイートでした。

「model Aの基板を真っ二つに切っても動くのか気になる・・・(EthとUSB側を切る [居間PC]」
https://twitter.com/minicube/status/286765780102696960


その後、RS Components の #bluepiコンテストで・・・

「@RSJapanMK Raspberry Piを画像位置で切断し起動するかの確認を行いたい。この実験が成功すればRaspberry Piの更なる小型化も夢じゃない! http://twitpic.com/butmx3/full #bluepi [居間PC]」
https://twitter.com/minicube/status/314064651967160320
※実際の切断箇所とは異なります。

と応募していたら・・・なんと!RS Componentsさんから青いRaspberry Piを頂きました。

※青いRasPiについてまとめはこちら→RS Componentsさんから青いRaspberry Piを頂きました。

これは切らずには要られないのではんだづけカフェの卓上丸鋸盤で(PROXXON No.28006)
ごりごりと・・・

切断寸前のRaspberry Pi TypeA
正確に切るためUSBコネクタは取り外しました。

綺麗に真っ二つ!
英語だと「Raspberry Pi Cut into Two」かな?





「Raspberry Pi Type Cube」と名づけようと思ったのですが・・・「Square」でしょ!と総突っ込みが入りましたのでこの切断方法を「Raspberry Pi Type Square」とすることにします。

また、この偉業?について「外注がやったらヌッ殺す」や「EMI対策ってどうなの?」という意見を頂きました。

特に気にしていなかったのですが・・・X線写真を見て切る箇所を探ってはいました。

http://www.raspberrypi.org/archives/tag/x-raysより

切った位置はP3 header(LAN9512用JTAG)の位置です。


動作確認ですがRCAのビデオアウトからログイン画面が表示されることを確認していますので
問題は無いと思います。(まりすさんに感謝


このままでは使えないのでUSBの信号をSoCから引き出す必要があります。
USB_DM、USB_DPが表面に出ていたので旨く半田付けできれば取り出せると思います。
http://elinux.org/RPi_BCM2835_Pinout

USBコネクタ実装中!(つづく

2013年4月12日金曜日

2013年春のドングリ祭り開催

関東では桜も散ってしまい春本番!
春といえば・・・山菜の季節!
じゃなくて・・・秋に落ちたドングリが芽吹く季節ですね~
秋にNXPさんが撒いたドングリことLPC810M021FN8(以下:LPC810)を多数入手しましたので皆さんで芽吹き(Lチカ)を楽しむ春のドングリ祭りを開催したいと思います。


開催名:春のドングリ祭り in 大坂
開催場所:大坂の何処か
参加方法:@minicubeまでご連絡ください。10時~20時までの予定をご連絡します。
開催日時:2013年4月13日(土曜日)


開催名:春のドングリ祭り in 東京
開催場所:秋葉原 3331 Arts Chiyoda 1F:コミュニティスペース
参加方法:自由参加
開催日時:2013年4月14日(日曜日) 13時~18時くらいまで

配布物:
LPC810M021FN8 DIP8Pin 1個150円(お一人様:5個まで)
LPC812M101FDH16 TSSOP16Pin 1個250円(お一人様:1個まで)
LPC812M101FD20 SOP20Pin 1個250円(お一人様:1個まで)

LPC810は余裕を持って用意してあります。
LPC812は数個しかありません。

デモ予定:
LPC810でLチカ
LPC812(SOP)でLチカ
LPCXpresso LPC812でLチカ
ULINK-MEとMDKでデバック
時間があればFlashMagicでISP書き込み

注意:体調によっては開催が延期する場合もあります。ご了承ください。
次週予定:
2013年4月20日(土曜日) 13時~18時くらいまで
2013年4月21日(日曜日) 13時~18時くらいまで


以下は届いた石とLチカの様子です。

LPC810M021FN8

ULINK-MEに接続して書き込みしてLチカ

LPC812M101FD20を変換基板に乗っけてLチカ

2013年4月5日金曜日

ARM Cortex™-M なデバイスを異メーカーのライターで焼く、煮る。

今旬?なARM Cortex™-M で開発環境を構築をしていた所、面白い使い方が分かったのでご紹介。

マイコンとライターの関係は同一メーカーのものを使うのが一般的でAtmel社のAVRであればAVRISPmkII、Microchip社のPICであればPICkit2/3を使用するかと思います。
(互換や独自ライターは星の数ほどありますが・・・省略)

ARMなマイコンもNXPのLPCなデバイスであればLPC-Link、STのSTM32であればST-Linkとチップメーカーが出しているライターであれば問題なく焼いたりデバックしたりできます。

しかし、例外が・・・ARM社直系のKeilで作っているULINK2やUILNK-MEは多メーカーのデバイスに対応しているようです。
(その他にもCooCoxColinkも・・・)

UILNK-MEでLPC1114FN28/102で書き込みは問題なくできる。
コードぐちゃぐちゃw

ではメーカー直系のライターであるST-Linkで異メーカーのデバイスは使えないのかと・・・やってみました!

結果:できました。

MDK(Keil uVision4)からST-Link/V2を使用してLPC1114FN28/102へ書き込みデバックまで完璧に・・・
注意点としてはFlashのVerifyのチェックボックスを入れているとVerifiでエラーがでるので外せばOK?
この辺はゆきだるまの人こと@toyowata氏から教えていただいた方法で解決できるようです。
解決できたら教えてくださいw

実は事前にねむいさんのぶろぐの記事:LPC1114を使ってみる3でSTLink/V2からLPC1114へ書き込めることがOpenOCDとねむいさんの秘伝のコードで可能なことは分かっていたのですがOpen系のツールではないMDKでできるとは・・・さすがARM!

ねむいさんと同じ方法でSTM32*-Discoveryでも可能なことも確認しています。
USB経由で電源が取れるのでこちらの方が便利?

残念ながらST-Link/無印なSTM8*-Discoveryでは駄目なようです。
使えれば1000円でARM開発環境も夢じゃなかったのですが・・・

ついでに秋月で激安?なNGX製のCoLink互換でも
UILNK-MEはピン変換基板として利用中w
CoLinkは1番ピンに3.3Vが出ているので便利でもあり・・・注意しないと危険かも?

最安なARMマイコンであるLPC1114FN28/102を安価な開発環境で使いたい人は試してみる価値はあると思います。